友情と同情のさかいはどこにあるんだろう。(本文より)
まれに出題される作家の6月の新作だわ。
タイトルだけじゃ全然わからないんだが、
読んでみたら予想外に深いテーマだった。
道徳的要素が多めなんだが読みやすくて
説教臭くもないから楽しみながら学べる。
特に終盤にいいフレーズが山盛りですわ。
ちょっと平易なんで4年生でもいけそう。
ぜひとも親子で楽しんで欲しい一冊だよ。
俺のレビュー締めくくりはこんな感じだ。
本当は特別扱いされたくない、目立つのもいや、といった車いすユーザーのせつない気持ちや生活上の困りごとが丹念に描かれていて、大人目線でも学びに満ちた一冊でした。私も心のバリアフリーを意識したいと思いましたよ。