思い出は自分を守ってくれる大切な友達みたいなもの。(本文より)
老人の多い町に来た少年の夏休みを描く
まれに出題される作家の5月の新作だわ。
そのまんまタイトル通りの話ではあるが
ネコ好きにはたまらない一冊だと思うよ。
戦時中に犬猫だけでなく学校のウサギも
供出させられたというのは初耳だったよ。
認知症の老人とのかかわりも描かれてて
子供にも学びの多い読書経験になりそう。
文章は平易なので5年生でいけるだろう。
俺のレビューの始まりはこんなテイスト。
主人公は学校になじめない小6男子。不安を抱えたまま引越しすることになった彼が、亡き祖母の飼いネコの縁でとびきりの仲間に出会い、心に刻まれるひと夏を過ごします。