まったくちがう役をやれば自分を変えられると思っていた。でも実際はそんな簡単じゃない。(本文より)
出題はまれだけど注目してる作家による
今週のなかばに書店で並び始める新作だ。
意外な組み合わせの二人が困難を越えて
崖っぷち演劇部に新しい風を送るって話。
波乱に満ちたストーリー展開がアツいよ。
頑張るだけでなく頑張り方を考えないと
みたいなくだりもあって子どもによさげ。
これ読んだら劇部いいかもってなりそう。
素材文適性はこの先生の中では高めだよ。
とくに躍動感あふれる7章に注目したい。
主人公が仲間の新しい一面に気づいたり
自分自身の殻を破ったりする章だからよ。
俺のレビューのラストはこんなノリっす。
そこのアナタ、演劇とは他人を演じることだと思ってませんか?もしそうなら、この本の主人公のひらめきには、ぜひ注目してください。