中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

学ぶことの意味がしっかりと伝わる『クロワッサン学習塾』(伽古屋 圭市)

学習は知識ではなく、その先にある“考える力”を、究極的には“よりよい人生”を掴むためにあるものではないか。(本文より)

 

入試とは無縁っぽい作家の6月の新作だ。

コチラで紹介されてたんで読んでみたよ。

 

意欲ある元教師が子供達の未来のために

自分に出来ることを模索していくって話。

その結果たどり着いたのが塾ってわけだ。

 

こいつは思わぬ大アタリ作品だったな~。

 

何のために学ぶか実感できる筋書きだし

スリリングな要素もあって面白いからよ。

 

大人向けなんでちょっと難しいんだけど

小学生視点のパートは取っつきやすそう。

 

テーマ注目度も素材文適性も高めな印象

ただ、ノーマークな著者だけに作問者が

この作品に辿り着けるかどうかは微妙だ。

 

俺のレビューのひとかけらはこんなだよ。

 

まっすぐな信念が響いたな~。最高の授業の一つのカタチを見せつけられた気がします。勉強が将来どう役立つのか、しっかり伝わるように描かれているので、読めば何のために学ぶのかがストンと胸に落ちそうですね。

 

『クロワッサン学習塾』感想・レビュー

 

授業が終わるとお楽しみが・・(2023/6発売)