中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

類まれなる良素材『風を彩る怪物』(逸木 裕)

ちょっと見ただけで3つの県で出ている。

2023年度の公立高校入試で最頻出?

 

公立高と難関中は素材がかぶりやすいし、

今後出題されてもおかしくないだろうな。

 

去年の公立高頻出本も今年中学で出たし。

 

※その他の素材かぶりの例

桜蔭22’&静岡県公立高校23’

豊島岡女子学園23’&愛知県公立高校23’

鷗友学園女子23’&三重県公立高校23’

海城21'&山梨県公立高校22’

※ほか毎年多数あり、上記はほんの一例。

 

『風を彩る怪物』はまれに見る良素材だ。

 

面白いって面でもそうだが特に最初の章、

素材文にしやすい箇所が目白押しだから。

 

とはいえ、凄~くボリューミーな本だよ。

かなりの本好きでないと厳しいかもな?

 

俺のレビューの前半はこんなノリですわ。

 

荘厳な響きが聴覚を包みこむような感覚。まさかこれを本で味わえるとは!主人公は音大志望のフルート奏者と権威あるパイプオルガン職人の娘。困難を前にして目標を見失いかけていた2人が、必死でオルガン作りに向き合おうとするなかで、刺激し合い、確固とした進むべき道を見出していきます。

 

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『風を彩る怪物』(逸木裕/祥伝社