中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

解りあえない、だとしても『セントエルモの光 久閑野高校天文部の、春と夏』(天川 栄人)

よく勘違いされるけど、星座っていうのは星をつないだ「形」のことじゃなくて、正しくは「領域」。(本文より)

 

この人に最初に注目したのは鉄人会かな。

中受では新顔の著者の今月発売の新作だ。

 

SNSにどっぷり漬かっていた女の子が

新たな出会いで変わってくって筋書きだ。

 

学習院で出た『おにのまつり』よりも、

素材文としての使い勝手はよさそうだよ。

 

全7章のうち、4章以降に注目したいな。

特に主人公が幼馴染を観測会に呼び込む

4章の後半のシーンは問題にしやすそう。

 

で、次点は荒れに荒れる5章あたりか?

 

俺のレビューの中盤はこんな感じっすよ。

 

主人公はやりたいことが見つけられない高1女子。都会で深く傷つき、故郷に舞い戻った彼女が、変人の先輩一人きりの天文部に直観で飛び込み、存続の危機のあった部に新しい風を吹き込みます。

 

bookmeter.com

 

夏頃には続編も出るらしい