あなたたちは可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。(本文より)
今年『宙ごはん』が頻出になった作家の
2月に発売されたオトナの短編集ですわ。
ちょっと子供に見せたくない話も多くて
紹介するかどうか迷ったまま現在に至る。
面白さは間違いなくズバ抜けている印象。
特に最初の短編のドタバタ感とかいいよ。
ただ、素材に使えそうな箇所は少なめだ。
強いて挙げると幼馴染の行動が気になる
高校生を描いた最後の話になるかもな?
この『先を生くひと』は子どもでもOK。
以下は2月に書いたレビューの一部だよ。
危うい生き方をする主人公たちが、意外なきっかけで「大丈夫になっていく」ストーリー。想いは受け継ぐことができる。たとえ命の灯が消えても、消えないものは確かにある。そんな気づきをくれる短編集でした。