中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

広島学院中 で出題のノンフィクション『子どもたちへ、今こそ伝える戦争』(長 新太、かこさとし、那須 正幹ほか)

中学入試が中止になって、抽選で合否を決めたことが過去にある!?

ウソか?本当か?って子供に聞いてみてほしいぜ。

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『子どもたちへ、今こそ伝える戦争』(長 新太、和歌山 静子、那須 正幹ほか/講談社

まぁ、本当なんだけどよ。太平洋戦争末期の話だ。

当時は旧制中学だから、今でいえば高校にあたるけどな。

 

1945年は空襲だらけで安全が確保できないって事情があったわけだ。

安全が確保できないっていやあ、2021年はどうなんだろうな?

 

さて、この本は大物作家たちが戦争体験をつづった作品集だ。

絵本で有名な かこさとし長新太 も違った作風で登場してるぜ。

 

入試の素材としては 相模女子大学中学部 でも使われた記録があるぞ。

対象年齢はだいたい11歳以上、1時間ちょっとで読めんだろうな。

 

俺なんかの世代は、戦争を極端に怖がらせるような教育を受けたが、

まぁ、事実は事実としてフラットに伝えていくことは必要だな。

 

価値観を押し付けるんじゃなく、自分自身で考えさせる方向でよ。

 

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