中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

大人に激推しの中受小説『ギフテッド』(藤野 恵美)

思うに、日本ではギフテッドプログラムが普及していない代わりに、中学受験とか進学塾が、その受け皿になっているんじゃないかな。(本文より)

 

失礼極まりないんだが読み終わった瞬間

「こいつスゲェこいつスゲェ天才だ」

一息に言って著者略歴を凝視していたよ。

 

昨今の中学受験を扱った書籍のなかでは

最も素晴らしい作品というのが俺の印象。

 

出来る子に伴走するだけの話と誤認して

今まで後回しにしていた自分が情けない。

 

T大出の主人公が誤解されやすい少女に

寄り添い勉強を教えるというストーリー。

 

発達障害、虐待、サードプレイスなどの

様々なテーマが程よく盛り込まれていて

教育に関わるあらゆる層に薦めたくなる。

 

とくに2月のドラマの行方には要注目だ

俺のレビューの序文はこんな感じですわ。

 

主人公は生きづらさを抱える超高学歴女性。アスペ傾向の姪の中学受験に伴走することになった彼女が、規格外の個性が世間の求めに適応することの是非を問いながら、自分らしくあるための答えを見つけていきます。

 

『ギフテッド』感想・レビュー

 

志望校選びのプロセスはやはり大事(2022/11発売)