思うに、日本ではギフテッドプログラムが普及していない代わりに、中学受験とか進学塾が、その受け皿になっているんじゃないかな。(本文より)
失礼極まりないんだが読み終わった瞬間
「こいつスゲェこいつスゲェ天才だ」と
一息に言って著者略歴を凝視していたよ。
昨今の中学受験を扱った書籍のなかでは
最も素晴らしい作品というのが俺の印象。
出来る子に伴走するだけの話と誤認して
今まで後回しにしていた自分が情けない。
T大出の主人公が誤解されやすい少女に
寄り添い勉強を教えるというストーリー。
発達障害、虐待、サードプレイスなどの
様々なテーマが程よく盛り込まれていて
教育に関わるあらゆる層に薦めたくなる。
とくに2月のドラマの行方には要注目だ。
俺のレビューの序文はこんな感じですわ。
主人公は生きづらさを抱える超高学歴女性。アスペ傾向の姪の中学受験に伴走することになった彼女が、規格外の個性が世間の求めに適応することの是非を問いながら、自分らしくあるための答えを見つけていきます。