「人は死んでも、人の言葉は死なない」(本文より)
たまに入試に出る作家の1月の新作だよ。
詩人でもあるためか言葉選びがいいわ~。
冒頭に挙げたフレーズ以外にも百花繚乱。
日本文化が海外でどう見られているか等
米国在住作家だけに未知の話題も多いよ。
つまり、学びがたっぷり盛り込まれてる。
今作は少年と少女の視点で描かれた作品。
彼らが迷いながら自分の求めてる答えに
辿り着こうとあがくストーリーがですわ。
正しさを追い求めようとする流れがよく
かっこいい生き方をする大人も魅力だよ。
難易度は普通なので6年生なら読めそう。
以下は俺のレビューからの一部引用なり。
日本にゆかりのある中学生達の人生が旅先で劇的に交わります。
主人公は父の転勤で渡米した少年と、母が日本人というテキサスの少女。
将来についてぼんやりしたビジョンしか持たなかった彼らが、初めての場所での刺激や
出会いがもたらす奇跡に導かれ、本当にやりたいことを見出していきます。