中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

ラストがヤバイほど沁みる『答えは旅の中にある』(小手鞠 るい)

「人は死んでも、人の言葉は死なない」(本文より)

 

たまに入試に出る作家の1月の新作だよ。

詩人でもあるためか言葉選びがいいわ~。

冒頭に挙げたフレーズ以外にも百花繚乱。

 

日本文化が海外でどう見られているか等

米国在住作家だけに未知の話題も多いよ。

 

つまり、学びがたっぷり盛り込まれてる

 

今作は少年と少女の視点で描かれた作品。

彼らが迷いながら自分の求めてる答えに

辿り着こうとあがくストーリーがですわ。

 

正しさを追い求めようとする流れがよく

かっこいい生き方をする大人も魅力だよ。

 

難易度は普通なので6年生なら読めそう。

以下は俺のレビューからの一部引用なり。

 

日本にゆかりのある中学生達の人生が旅先で劇的に交わります。

主人公は父の転勤で渡米した少年と、母が日本人というテキサスの少女。

将来についてぼんやりしたビジョンしか持たなかった彼らが、初めての場所での刺激や
出会いがもたらす奇跡に導かれ、本当にやりたいことを見出していきます。

 

『答えは旅の中にある』感想・レビュー

 

不自由だって悪くないと思えるかも(2024/1発売)