”親子で疲弊しない中学受験”ってのがコンセプトの本だぜ。
筆者は首都模試偏差値60未満の学校への指導を専門にする塾の代表だ。
60以上を目指すと、多少の無理をせざるを得ないっつう話だぜ。
首都模試59っていうと、大体以下のラインが上限だな。
まぁ、長年現場にいるだけあって興味深い話も多かったぜ。
苦手科目に比重をかけて勉強させても意外に伸びないとかな。
嫌いで苦手な科目だと子どもは飽きて嫌になってしまうそうだ。
子どもに圧力をかけるのではなく、言葉一つで調子に乗せるのが、
大人の大事な役割っていうのも、難しいが確かにそうなんだろうな。
怒ったり叱ったりしても逆効果。ネガティブな言葉がけに触発されて
「何くそ!」と頑張った子どもは、これまでに見たことがないってよ。
親や先生と一緒でないと伸びない子の成長は限定的ってのは頷けるな。
とまあ、ここまで取り上げたのは、ほんの一例なんだが、
結構参考になりそうな話が盛りだくさんだったぜ。
しかし、大手が取りこぼす層に光を当てる理念は素晴らしいし、
共感もできるんだが「ゆる受験で全滅しました」って話、ないのか?