中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

俯瞰しながら寄り添う術『中学受験―わが子をつぶす親、伸ばす親』(安田 理)

恵まれた生活への階段を上がるための手段の一つ。

中学受験を言い表したこんなフレーズが気に入ったぜ。

少し古いが、この本も普遍的で参考になる話が多かったわ。

 

父親は母親と同じ次元で参加にならないよう、また長い目で子育てにつながるような参加をしてほしいと思います。(本文より)

 

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『中学受験―わが子をつぶす親、伸ばす親』(安田 理/NHK出版)

 

子どもに逃げ場がなくなるようなことのないよう、

かつ、夫婦で補い合うような対応が理想だわな。

 

国語力をつけるためには家庭の会話が大切なんだな。

助け舟を出さず、辛抱強く意見を引き出すのが重要だってよ。

あと、6年生は夏まで入試頻出作家の作品を読ませるといいらしいぜ。

 

最後に伸びるのは、受験を自分事にした子ってのはそうだよな。

自発的な力がないと、ただただやらされて終わりだもんな。

秋までにそうなれるかどうかで天地の差になるわな。

 

中学で不本意なことがあったとき、それを乗り越えられるのは

自分で選んだ学校という子供の気持ちって話にも頷くしかないぜ。

だからこそ候補は親が選び子供が決めた形にもっていくべきなんだな。

 

この本の著者はこういう言い方はしてないが、まとめてみると、

子どもの気持ちを尊重しつつ、上手に、長い目で導くのが

”わが子を伸ばす親”ってことになると思うぜ。