中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

開成中で出題『おいしくて泣くとき』(森沢 明夫)

「つーか、匿名でしか文句が言えないようなチンケな連中に、俺の人生を変えられてたまるかってーの」(本文より)

 

開成の先生ってばスゲーの見つけてきたな。

 

貧しい家の子が施しを受けて感動みたいな

話を想像していたんだが、全く違ってたわ

 

みんなのあたり前が実は当たり前じゃない。

恵まれた子には想像しにくい世界があるよ。

 

こんなテーマは難関で頻出だが、その先に

ポッカポカの温かさがある稀有な作品だわ。

新小6にはちと難しいが注目しときたいぞ。

 

『ギフト、ぼくの場合』『むこう岸』

初出年以降に繰り返し出題されてるからよ。

 

bookmeter.com

f:id:yuki-to-kaze:20220219195023j:plain

『おいしくて泣くとき』(森沢 明夫/角川春樹事務所)