「つーか、匿名でしか文句が言えないようなチンケな連中に、俺の人生を変えられてたまるかってーの」(本文より)
開成の先生ってばスゲーの見つけてきたな。
貧しい家の子が施しを受けて感動みたいな
話を想像していたんだが、全く違ってたわ。
みんなのあたり前が実は当たり前じゃない。
恵まれた子には想像しにくい世界があるよ。
こんなテーマは難関で頻出だが、その先に
ポッカポカの温かさがある稀有な作品だわ。
新小6にはちと難しいが注目しときたいぞ。
『ギフト、ぼくの場合』や『むこう岸』も
初出年以降に繰り返し出題されてるからよ。