自分で台所に立つたびに、小さな発見がある。それを一つ一つ拾い上げて、胸にしまう。(本文より)
地元の図書館が大量に仕入れて推してる
ノーマーク著者の2021年9月発売本。
あんま期待してなかったがこれが当たり。
ごはんを作ることの尊さを学べる一冊だ。
それでいてちゃんと面白いんだもんな~。
これを読むと、おかあさんに感謝したり、
自分で台所に立ちたくなったりするかも。
俺の激賞レビューの書き出しはこれだよ。
主人公は母と祖父母を亡くした小6男子。誰もちゃんとした食事作らなくなった家で暮らす彼が、祖母の盟友のサポートを受け、料理のなんたるかを学んでいきます。家族愛あふれる作品ですね。主人公が台所作法をイチから覚える歩みを追体験することで、食事の支度をすることがいかに大変かを知ることもできます。