中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

迫り来る閉校、そして卒業『6年3組さらばです』(吉野 万理子)

短編小学校シリーズの6年編3冊目だわ。

かな~り読みやすい15編が詰まってる。

 

意外と興味深いネタなんかもあったよ~。

 

アメリカではメリークリスマスではなく

ハッピー・ホリデーズとクリスマス祝う

ようになってきてるとはこの本で知った。

 

海を渡る蝶アサギマダラは波の上で休む

な~んてネタにはビックリさせられたし。

 

ちょっと素材文にいいかも知れないのは

以下にピックアップした3編だと感じた。

 

微妙に素材文適性がありそうな短編

『ゆれた?』先生にドッキリを仕掛ける。

『ゼッタイ』母親の言行不一致に気づく。

『これが最後』音楽の楽しさを知る少年。

 

5年生でも十分に読めそうなこの作品に

俺が書いたレビューを少し付けておくよ。

 

閉校が迫る小学校を舞台にした15編。

子どもたちの多彩な個性が瑞々しく躍動しますよ。

私が気に入ったのは、純真無垢な恋の予感がほほえましい『こんにちは、さようなら』、教室の同調圧力に一石を投じる『ゆれた?』、音楽の楽しさを思い起こさせる『これが最後』など。

 

『6年3組さらばです』感想・レビュー

 

中学バージョンも出たらいいのに(2024/7発売)