中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

向学心がとまらない『このそらのずっとずっと向こう』(鳴海 風)

外国では女の人も大事にされ、立派に仕事をしています。これからの日本にも、そのような女の人が必要です。(本文より) 読書感想文コンクール課題図書になった こともある作家の新作なんで読んでみた。 学びたい気持ちをおさえられない少女が 外国語を習得…

天才児にとっての中学受験『才能の見つけ方 天才の育て方 アメリカ ギフテッド教育最先端に学ぶ』(石角 友愛)

親が全くギフテッドに関して無知であった場合、悲しいことですが、子どもを「扱いにくい問題児」とみなしたまま一生を終えてしまうこともあるのです。(本文より) ギフテッドとは簡単に言えば天才児だな。 尋常でないこだわりが彼らの多くにあり、 それが上…

忘れられない7日間『図書室のはこぶね』(名取 佐和子)

でもわたしはこの頃、つくづく考えちゃうのだ。意味のあることだけをする人生って、案外袋小路じゃないかなって。(本文より) コチラさん、たまに出題予想する方だが、 『神さまのいうとおり』みたいに前触れ なく出題首位になる本も当ててんだよな。 そん…

いいぞ、ジャイ子!『ちいさな宇宙の扉のまえで: 続・糸子の体重計』(いとう みく)

人ってそんなに強くないから、確かめたくなるの。自分は必要とされているかとか、愛されてるかって。気持ちが弱いときほど強烈にね。(本文より) 割と入試で出ているいとうみくの新作だ。 続編だが、前作を読んでなくても大丈夫。 無遠慮でがさつな糸子と同…

難関狙いの本好きには『櫓太鼓がきこえる』(鈴村 ふみ)

『櫓太鼓がきこえる』(鈴村 ふみ/集英社) 今年の公立高校入試でよく出題された本。 相撲への見方をガラリと変える衝撃作だ。 公立高と中受は作品がかぶりやすいけど、 この本は難関から最難関レベル向けだな。 相撲の取組前に、ひがしーあざぶやまー とか…

出題されるかもしれない新刊本(2022年6~7月)

入試頻出作品は前年の春から夏にかけて 出版された本になるケースが多いんだわ。 逆に秋以降発売の本が出ることは少ない。 夏ごろに作問する例が多いらしいからな。 桜蔭中みたいに秋から冬に出た本からも 出す例ってのは稀だと考えていいわけよ。 となれば…

コレ、凄いよ『シャンシャン、夏だより』(浅野 竜)

いろいろ大変なことが多くて、農業には未来がないように思えるけど、それは浅い見方でね。もっと長い目で見たら、農業には、明日はなくてもあさってがあるんだって。(本文より) ちゅうでん児童文学賞の大賞だった作品だ。 前年の受賞作品は今年の出題校数…

だらけ小6男子、目の色を変える『風の神送れよ』(熊谷 千世子)

『風の神送れよ』(熊谷 千世子/小峰書店) 地域に伝わる伝統行事にやる気のない子が 駆り出され責任ある立場になって変貌する。 子どもたちが協力し合い共に成長する話だ。 いかにも出題者が好みそうな要素を含むが、 読書感想文コンクールで高学年課題図書…

コピーライターと小6女子の不思議な関係『ソラモリさんとわたし』(はんだ 浩恵)

言葉にできない思いってあるし、それは言葉と同じくらい大切。(本文より) 図書館司書がやたらと推すから読んでみた。 新人の新作なんで出題実績はトーゼンない。 面白すぎるんで調べてみたらフレーベル館 ものがたり新人賞大賞作品だったんだな~。 少女が…

子どもの気持ちに寄り添った『#マイネーム 』(黒川 裕子)

駒場東邦等で使われた実績のある作家だが、 公立高校入試でも割と出題されてるようだ。 高校で出る作品は中学入試でも出てくるし、 『天を掃け』あたりは最注目作品っぽいな。 この先生、はてなブログを持ってたりする。 令和二年(2020年)国語入試出題情報…