1/28にここで紹介した本が4日後の
2/1の 学習院女子 で出題されてたぜ。
まぁ、誰も読んじゃいねーと思うけどな。
椰月美智子は新作『ぼくたちの答え』もあるが
オカルト色が強いんで、中学入試に出やすいのは、
『こんぱるいろ、彼方』の方になるんじゃねーかな。
特に出題しやすそうな箇所をいつもみたく要約してみたぜ!
どこにでもいる普通の主婦。そんな風に見える主人公には、5歳のときにベトナムから命がけで脱出してきた過去があった。
迷いながらも、成人した娘に ”実は自分は日本人ではなかった” と打ち明けた彼女。ところがその日から娘の態度がよそよそしくなります。そんなふるまいをとがめた主人公に、娘が言い放ったのはこんな言葉でした。
「わたしは、お母さんに対して、とても怒っている。この一週間、口をきかなかったことなんてたいしたことないぐらい、わたしは怒ってる」
(以上、P100~108を要約)
大事なことを隠されてきたことに娘は傷ついたわけだな。
このあたりは物語の前半部分の最大の山場でもあるぜ。
社会問題に切込み、かつ平和への思いを強くする、
しっかりしたテーマ性のある作品でもあるんで
難関校とかも好みそうな素材だと感じたな。