中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

弓道の魅力たっぷりの『凜として弓を引く』(碧野 圭)

毎年この時期は大学弓道の圧倒的強者が

気の緩みの蔓延で惨敗した話を書いてる。

 

精神を鍛えまくってる大人に近い連中も

ちょっとした油断で自滅しちまうんだな。

 

ま、気を引き締めてこうってことですわ。

 

さて、今回の作品は2021年9月発売。

 

弓道モノでは『たまごを持つように』

『凛の弦音』も中高入試で使われてるし

『凜として弓を引く』もダークホースか。

 

弓道用語がフツーに出てくる場面以外で

学校・道場・家庭などの会話シーンには

素材に使えそうな部分が意外とあったわ。

 

たとえば12章や13章のあたりとかな。

 

ま、入試に出るかとか関係なしにいい本。

弓道の魅力がたっぷり描かれてるからよ。

 

俺のレビューの書出しはこんなんですわ。

 

主人公はちょっと勇気に欠ける高1女子。越してきたばかりで暇だった彼女が、誘われるままに神社の弓道場へ通ううちに、全く新しい世界に惹きつけられていくという物語です。

 

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『凜として弓を引く』(碧野圭/講談社