中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

全能男子、狼狽える『ぼくらはまだ少し期待している』(木地 雅映子)

季刊誌『飛ぶ教室』でも紹介されていた

2022年10月発売のYA小説ですわ。

 

特別感ありまくりな進学校の高3男子が

同級生を探して思わぬ場所に行くって話。

 

チャラい内容かと思えば深いネタもあり

生きた経済や心理学、それに心理術まで

学べてしまうという思わぬオマケ付きだ。

 

特によかったのは養護施設関係者の言動

スタッフの傾聴スキルも凄いんですわ~。

 

終盤、ちゃんと終わるかハラハラしたが

ラストにかけては一気に畳みかけていく。

 

俺のレビューの序盤はこんな感じですわ。

 

主人公は重い過去にとらわれた高校三年生。心に分厚い仮面をかぶったままクールに過ごしていた彼が、大人には頼れないと残して姿をくらませたライバルを追って奔走します。

 

『ぼくらは、まだ少し期待している 』感想・レビュー

 

養護施設のくだりがイイ(2022/10発売)