学校に行かなくてもどうにでも生きていけるけれど、楽な道じゃない。才覚があってもなくてもね。(本文より)
5月に発売された一般文芸カテゴリの本。
素材文適性が特段高いわけでもないけど
わりと書店で目立ってたので紹介するよ。
作問者が見つけられるかも重要だからな。
社会に出てくじけそうになってた女性が
10代後半の少年と出会い関わるうちに
自分の強みを活かす道に目覚めていく話。
自己肯定感がボロッボロだった主人公が
息を吹き返していく流れが爽快な作品だ。
本筋じゃないけど学校のキツさを描いた
パートにはおどろきと共感があったよ~。
例の難易度分類で難しいになるこの本の
俺がしたためたレビューの一部がこれだ。
何でもない手紙にどうしてこんなに心が動くんだろう?って不思議になる場面が一度ならずありました。
これが優しく紡がれた物語の力なのですね。
大切なのは強みを知ること。
活かすこと。
知らない誰かにしか、打ち明けられない思いがある。やわらかな部分をさらせない人もいる。(本文より)