上品な味は、地味な味と紙一重。派手じゃないけど、余韻が深いのだ。(本文より)
まれに入試に出る作家の3月の新作だよ。
オタクな高校生4人組が地味な文化部で
友情を芽生えさせ深めていくストーリー。
ちょっとした事件に巻き込まれてみたり
人助けをしてみたりという日常のなかに
ほっこり癒される瞬間があるのがいいよ。
登場するお菓子はどれも魅力がありすぎ。
つられて無性に食べたくなってヤバすぎ。
国語素材には各短編の終盤にある会話が
主体になるパートがちょっといいかも?
最初の話でいえば危険生物のあたりとか。
文章の難易度はやや難といったところだ。
またマイレビューの一部を置いておくよ。
お菓子やお菓子メーカーへのリスペクトが凄い!
高校生の楽しく、ゆるく、おいしい部活動を描いた作品です。
スタバではホットコーヒーを頼んだときだけマグカップでの提供が可能だとか、コンビニで売ってるチロルチョコはサイズが大きいなど、どこかで使えそうなミニ知識が得られるのも魅力ですね。
肩の凝らない読書でニンマリ&ハッピーになれる一冊なのですが、難点(?)は例のモノたちを無性に食べたくなること!
誰かの「好き」を馬鹿にして、下に見て。それで何が満たされるのか。(本文より)