中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

栄光の選書も凄かった『5番レーン』(ウン・ソホル)

今年の栄光学園の入試問題を見たときさ、

は?海外作品?日本にいいのがあんのに

とか思ってちゃんと見なかったんだけど、

それが今年の課題図書にもなってんのな。

 

そんなスゲーの?って思いつつ読んだら、

ものの見事にノックアウトされちまった

 

ぶっちゃけ、序盤はつまんないと思うよ。

だって誰が誰だか頭に入ってきにくいし、

主人公が最初ひねくれてて感じが悪いし。

 

けど、転校生が目立ち始めると一変する。

中盤から終盤にかけては激アツ展開だよ。

 

栄光の先生、よくこんなの見つけたな~。

 

『スクラッチ』もそうだが、課題図書の

効果で注目度アップが見込めそうな本作。

 

俺のレビューの中盤あたりはこんなだよ。

 

こんなに揺さぶられたのは久しぶりですね。友情、恋愛、家族愛。すべてが優しく、温かくて、心の琴線に触れるわ触れるわ。そして終盤には物語が沸騰。圧巻でした。

 

『5番レーン』感想・レビュー

 

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