中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

真面目 ときどき 型破り、期待以上の『新・男子校という選択』(おおた としまさ)

「もしも、お母さんが子どもと同年代だったとして、お子さんをカレシにしたいと思いますか?」 ときて「無理?なんで無理なもん育ててんだよっ!」っていう 麻布OBとの対談にでてくる一コマが、かなり面白かったわ。 東洋英和の男子部が麻布になったなんて知…

洗足学園中 で出題『空色ヒッチハイカー』(橋本紡)

『空色ヒッチハイカー』(橋本紡/新潮社) 子どもに絶対にマネして欲しくない。 そう思うイベントが盛りだくさんな話だ。 高3が無免許で900キロ走りまくるだけじゃなく 見ず知らずの人をかわるがわる乗せていくからよ。 まぁ、主人公の兄貴の生き様はカッコ…

中学受験をしないリスク『子どもは公立に預けるな! 』(和田 秀樹)

過激なタイトルだが中身も激しいぜ。 いまの公教育じゃ資質が育たないとか メンタルヘルスに悪いとか言いたい放題。 ゆとり教育の真っ最中で公立中高一貫校の 評価も定まっていなかった時期の著作なんで そういう話になるのも仕方ないかも知れねえが。 公立…

出題が予想される物語文『零から0へ』(まはら三桃)

『零から0へ』(まはら三桃/ポプラ社) 児童書だが青年が主人公で会社が舞台だ。 組織内部の対立なんかは少し難しいかもな。 とはいえ、まはら三桃の新作は見過ごせねー。 今年の出題作家ランキングからは外れているが 引続き注目の先生であることに変わりな…

コソコソ噂話300連発『女子校育ち』(辛酸 なめ子)

『女子校育ち』(辛酸 なめ子/筑摩書房) 女子学院 出身の著者による、 首都圏の名門女子校リサーチ本だ。 300かどうかわからんが噂話が多いぜ。 さも仏の半眼のように悟り切った感じで、 身なりに構わないことに意固地な 桜蔭学園、 プライドが肥えるリスク…

難しい時期をしなやかに『ハリネズミは月を見上げる』(あさの あつこ)

『ハリネズミは月を見上げる』(あさの あつこ/新潮社) あさのあつこは最近は頻出リストから外れてるが 長いことよく主題され続けてきた作家なんで、 余力があれば目を通してもいいかもな。 主人公は不器用で大人しい少女と 大人が相手でも堂々と主張する少…

たとえ、身のほど知らずでも『父と息子VS.母のお受験バトル』(ジャガー横田)

『偏差値40台からの超難関中学への大挑戦 父と息子VS.母のお受験バトル』(ジャガー横田/祥伝社) 5年の後半から受験勉強を始めたっていう ジャガー横田んちの長男の中学受験体験記だ。 テレビ密着取材してたから見た人もいるかもな? プロのサポートがフル…

慶應湘南藤沢中 で出題『ギフト、ぼくの場合』(今井 恭子)

『ギフト、ぼくの場合』(今井 恭子/小学館) 受験生の対極にありそうな家庭の子が主人公だ。 お金が無くて修学旅行をあきらめるような家でも 心を折られず、人の力になりたいと願ってる子だぜ。 そんないい子を次々と不幸なことが襲ってくるんだよな。 むし…

偏差値20年推移(男子・上昇バージョン)

四谷大塚 入試結果80偏差値(一部抜粋) 中堅校以上では上昇した学校が 圧倒的に多かったように見えるな。 低偏差値帯の推移は今回追わなかったが 状況からして上との差が拡大してるのかもな? ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 少しでも高い偏差値の学校にっていう親…

偏差値20年推移(男子・下落バージョン)

四谷大塚 入試結果80偏差値(一部抜粋) 偏差値20年推移だが、男子校は女子校みたいに 大幅下落の学校はあんまし見当たらないな。 ちなみに古いデータはココのを 利用させてもらったぜ。 https://data-tengoku.com/juken/juken.htm

賢く乗り切るための知恵『お母さんのためのはじめての中学受験必勝ガイド』(中曽根陽子ほか)

結果的に第一志望の学校には行かれなくても、子どもが元気に中学生活をスタートできれば、この勝負は「勝ち」なのです。(本文より) 「私たちが考える ”必勝” はちょっと違うのです。」と謳う指南本だ。 この本も少し古いが、使い物にならないネタは1割って…

女子中アリかも?って気にさせられる『金木犀とメテオラ』(安壇 美緒)

bookmeter.com 今年出題されるんじゃないかと騒がれていた作品だ。 サピックスの模試なんかでも使われてたようだぜ。 実際の入試に出たかどうかは現状ワカランが 楽しそうな女子校の雰囲気が味わえるし、 一読の価値アリだろうな?特に女子。 北海道の新設女…

偏差値20年推移(女子・上昇バージョン)

女子の偏差値20年推移、 今度は上昇バージョンだ。 四谷大塚 入試結果80偏差値(一部抜粋) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 『零から0へ』(まはら三桃/ポプラ社) 「ギブミーチョコ」っていやぁ、 戦後、進駐軍兵士に子どもたちが 物をねだる場面を思い浮かべるよな?…

偏差値20年推移(女子・下落バージョン)

明日、3月10日は東京大空襲の日だ。 卒業式のためにわざわざ疎開先から戻って 空襲で命を落とした子が大勢いたって話だぜ。 『子どもたちへ、今こそ伝える戦争』によるとな。 yukikaze.hateblo.jp 今はとりあえず爆弾が降ってくることもなさそうだが やっぱ…

母と子の心理学ってところだ『中学受験を成功させる母親はここが違う!』(橋本 和彦)

アドラーのアの字も出てこないんだが、 アドラー心理学の要素を多く含んでる感じだ。 母親のタイプ別にアドバイスを分けてるところが この本の最大の魅力であり、特徴でもあるぜ。 「自主性尊重タイプ」は特にあぶないんだと。 これは言い換えれば放任型にな…

海陽中 で出題『しろいろの街の、その骨の体温の』(村田 沙耶香)

意外にあるパターンで、出題で使われた箇所は問題ないが 本自体には過激な描写を含んでるってケースがある。 この本もそうで、出題箇所はほのぼのだが 実際のところ、小学生には禁書だぜ。 『しろいろの街の、その骨の体温の』(村田 沙耶香/朝日新聞出版) …