よぉし、もう五月五日を「こどもの日」なんて呼ばせないぞ。(本文より)
たまに入試に出る作家の発売間もない本。
テンション高めなドジっ娘の東京行脚が
軽快なノリで描かれたストーリーだよ~。
やっぱしこの先生は旅の描写に滅法強い。
惹かれすぎて現地に足を運びたくなるな。
子供の成長物語って点でも魅力十分だよ。
広い心を手に入れる主人公から得られる
学びはきっと心を軽くしてくれるだろう。
弱さと向き合う力までくれそうな一冊だ。
大人でも許された気分になっちまったし
この本ってばどんだけ間口が広いんだよ。
痛快そのものの本作の難易度は普通かな。
以下のレビューで魅力が伝わればナイス。
テンポよく弾むユーモアが凄い!
主人公は父子家庭の六年生。
親に幻滅して大事な約束をすっぽかした彼女が、親友の失せ物さがしに乗っかり、不慣れな大都会で思いがけない体験を重ねます。
湯水のように笑いが湧いてくる作品ですね。
心の声もセリフの応酬も漫才みたいに楽しいんです!
ナニカへの相方の振る舞い、ウザい少年の活躍、アノ人の絶妙な間の悪さなど、面白要素が出るわ出るわ。
そして、なんだかんだと言っても、友達を笑顔にしたい主人公はやっぱり魅力的。
“謝り大臣”のような親に対する態度にも、ほどよく救いがありましたよ。
フルスロットルの友情が癒しをくれるいい話。
これはぜひ、肩の力を抜いて満喫しましょう。
あのね、怒ってはいないよ。うらぎり行為を断罪したいだけ。(本文より)