今この瞬間も、この地球上で、ものすごくひどい目にあっている人がいる。自分がその人じゃないのは、ただの偶然なんだ。(本文より)
今年最もホットなテーマは平和だろうな。
そこで、読友さんたちが高く評価してた
この作品にも目をつけてみた次第ですわ。
イタリア編は目新しい感じではあったが、
昔からよくあるタイプの戦争文学かな~。
ちょっとトラウマになりかねないアレだ。
まぁ学校関係者が好みそうな部分はある。
学びも多いし中学生に読んで欲しい本だ。
新時代の戦争文学とカテゴライズできる
『モノクロの夏に帰る』と併せて読むと、
原爆への米系少年の反応の差に驚くかも。
以下は俺のブックレビューの締めくくり。
つらい記憶を風化させないこと。忘れないでいること。とても大事なことですが、本当に起こったこととはいえ、どこまで子どもたちに伝えてよいのか考えさせられました。