中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

通学に1時間以上かけるのは論外でござるか 『中学受験に勝つ子が育つ賢い親の習慣』(松永暢史)

上位校以外は眼中にないとかいうのとは違って、

フツーの中学受験生の親を想定した、いい知恵が詰まった本だ。

 

しかし、参考になるし、理想としてはわかっちゃいるが、

現実問題、難しいんだわって感じの記事も結構あるんだな。

 

・上位30%に入れないなら、その塾は向かない。

→大部分の子は塾に行かんほうがよかですか。

 ま、カリキュラム自体、塾の上位者向けに出来てるもんな。

 

・中学の通学時間は40分までがいい。

→遠いと学校に着くまでに疲れちまって朝から集中できない?

 わかるんだけど、それじゃあんまし選べんのですわ、先生。

 

・とにかく読書習慣を。これは合否より大事。

→同意させていただきますぜ。全力で。

 読書する力は将来自学する力にもつながるからな。

 

・勉強が早く終わったときの課題の付け足しは愚の骨頂。

→これも同意。次からダラダラ勉強するようになるってのは、

 子どもの立場で考えりゃわかるもんな。

 

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『中学受験に勝つ子が育つ賢い親の習慣』(松永暢史/角川書店

 

ま、生活習慣とかでもアドバイスに納得感のあるものが多かったぜ。

目を通してみる価値はあるんじゃねーかな。