うそみたいだ。この街でそんなことがあったなんて・・・(本文より)
かつての小学館児童出版文化賞の受賞作。
今年の入試でもよく使われていた旧作だ。
夏にはNHKでドラマ化されてもいたよ。
スケボー大好きな少年が神社の管理人の
おじいさんと交流を深めるという筋書き。
やり取りを重ねていくなかで街を襲った
戦禍の悲惨さに触れ衝撃を受けるんだな。
平和の尊さは入試でよく見るテーマだが
そういうの関係なく読んで欲しいところ。
例の難易度では平易に該当して読み易い。
以下は4年も前に書いたレビューの欠片。
主人公は中学受験断念で抜け殻のようになっていた小6男子。
彼は友人とともに、目の前でケガをしたおじいさんの家に通ってお世話をすることになり、やがてその交流を通じて自分を取り戻していきます。
かつての戦災孤児、今も天涯孤独の身のおじいさんを小学校に招き、戦争の語り部として講演をしてもらうことを思いついた少年たちは、クラスのみんなも巻き込んで大活躍。
模範的な小学生になるのでした。
小学生新聞向けの連載のせいか、良い子度MAXな感じですね。
