中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

常人の感覚を華麗に跳び超える『踊れ、愛より痛いほうへ』(向坂 くじら)

「十二歳になりました。バレエの発表がんばります」(本文より)

 

発達障害と思しき少女が感情のやり場に

苦悩しつつもがく生きざまを描いた作品。


先月発売された芥川賞候補作の一つだよ。


支配型のバレエ講師や干渉したい母親へ

彼女が見せる激しい反応にもうくぎ付け。


なんとかして普通であろうとするけれど

ままならない現実が胸に迫ってくるわ~。


素材文適性はあんまし高くないっぽいな。

序盤のバレエのステージのあたりなどは

ほんのり問題文に使えるかもと感じたが。


候補作では読み易いが小学生には難しい

以下に、俺のレビューの一部を置いとく。

 

不思議な空気をまとう物語ですね。

主人公は感性がとびきりユニークな少女。

独特の生きづらさを抱える彼女が、周囲からの抑圧や期待に対して、思わぬ反応で意思を示し続けます。

自由な気持ちの解放を求めて足掻く女の子の危うすぎる歩みに、ハートをガッチリ掴まれました。

 

『踊れ、愛より痛いほうへ』感想・レビュー

 

せつなさあふれる物語(2025/6発売)

 

ちゃんと自衛しなさいよ。あなたのため思って言ってるんだからね。(本文より)