2020年入試で出題4位、筑波大附属や
注目作家の先月発売されたばかりの新作だ。
合唱を通じてまとまっていく中1を描いた
青春群像劇なんで素材として使いやすそう。
合唱を扱う入試出題作は少なくないからよ。
なんせ以下に挙げたのなんてほんの一例だ。
『よろこびの歌』(宮下奈都)
『みつきの雪』(眞島めいり)
『金木犀とメテオラ』(安壇美緒)
『ソノリティ』では、第五章に注目したい。
他の章も使えるが、心情を問うなら五章に
使いやすい箇所が集中している印象だった。
本全体についての俺のレビュー抜粋は以下。
合唱の指揮者に選ばれてしまった引っ込み思案の中1女子を柱として、5人の視点で描かれる青春群像劇です。当初バラバラだったメンバーがトラブルを乗り越えてまとまり、冷めていた者も熱くなっていくというストーリー。主要人物がみんな誰かに恋してる感じの微笑ましい恋愛要素を含んでいるのもこの作品の特徴です。自己主張できなかった子が別人のように生まれ変わり、思いがけない行動にでる瞬間には、思わず胸が熱くなるかも?