中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

コロナ時代の中学生活『マスクと黒板』(濱野 京子)

逃げるのは恥ではない。そう思いたい。向き合うことばかりが肯定されるのはきつい、という考えのほうが腑に落ちる。(本文より)

 

そこそこ入試に出る作家の4月発売の新作。

 

絵を描くのが好きだけど美術部には内申の

ために一応入ってるという中2が主人公だ。

 

コロナ禍が舞台とはいえ、前半は主人公が

ウジウジしすぎていて物語は淡々とすすむ。

けど、後半はうってかわってハイテンポだ。

 

出題するなら会話のキャッチボールがいい

後半のシーンの方が使いやすいだろうな?

 

以下に俺のレビューから一部引用してみた。

 

潔癖症で人一倍コロナを恐れる中2男子が主人公。無気力で人と関わりたがらなかった彼が、学校に突如現れた黒板アートに刺激され、全学年を巻き込んだイベントの実現に向けて動き始めます。人に感謝される喜びを知った主人公が、イベント企画を通じてどう変わっていくかに要注目です。

 

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『マスクと黒板』(濱野 京子/講談社