どこかでみんな、この世は見えている世界だけじゃないと信じたがっている。(本文より)
『神さまのいうとおり』の中に入ってた
短編『猫を配る』が突如入試頻出になり
注目を集めた著者の来月発売される新作。
今作も不思議要素が混じるお得意な筋だ。
物の怪的なおどろおどろしさとはちがう
謎の裏に隠れた人間臭さが楽しかったよ。
どこかミステリっぽい考察が入ってくる
各話のまとめパートはロマンの塊のよう。
人の強い思いが生み出すものに要注目だ。
シングルマザー視点の話で難度は難しい。
以下、前半部分のみだがマイレビューだ。
神秘、伝承、そして怪異。
めくるめく不思議ワールドに酔いしれる読書体験でした!
見えないものを信じない主人公が、仕事を通じてオカルティックな世界に足を踏み入れるストーリー。
超常的な話は正直、苦手なのですが、気付けば夢中でしたよ。
奇妙にしか見えなかった謎の裏には、強烈なまでの人々の想いが隠されていましたね。
まるで謎解き探偵のような雇い主に助手として付き添う主人公。
彼らによって解き明かされていく血の通った人間の生き様の中に、数えきれない魅力が詰まっていました。

人は、望んだものを見てしまう。現実よりも、自分にとっての真実を見る。(本文より)