来週の火曜日に発売予定の新作なんだが、
10歳あたりでも難なく読めそうなんで、
高学年の模試にピッタリなレベル感だわ。
本番入試で使うには易しすぎるっぽいが、
認知症の老婦と子ども達の交流の話だし、
テーマ的にはアリなような気もしている。
連作短編のうち中1女子が主人公になる
最終章のあたりは微妙に狙い目かもな?
テストで出題されるかとかは関係なしに、
お年寄りへの理解を深めるって意味でも、
読んでおいて損のない作品だと感じたわ。
毎度の先行レビューの前半部分はコレだ。
地域に見守られる認知症のおばあさんと少年少女の交流を描いた作品。元教師というエツコさんの唐突でぼんやりした言動に子どもたちが驚き、戸惑い、ときに気づきを得ていきます。連作短編集ですが、認知症の本人の視点で捉えどころのない苦悩が語られる章と、彼女の孫の視点で語られる最終章が素晴らしかった!