中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

打ちのめされたときに読みたい『青の刀匠』(天沢 夏月)

人の痛みを知ることは難しい。その傷が深ければ深いほど、簡単にわかったような顔をされるのも癪だし、かといって理解されない孤独もまた苦痛なのだ。(本文より)

 

突然どん底にまで突き落とされた少年が

絶望の淵でもがく様に釘付けになったわ。

 

『青の祓魔師』を連想するタイトルだが

半端でない葛藤を描いた真面目な小説だ。

 

素材文に使えそうな箇所は意外と多そう

兄弟子や同級生との会話シーンとかな?

 

毎度のレビューはこんな書き出しですわ。

 

普通の生活を送っていた高校生が、突然の火事で重い火傷を負い、肉親とも別れ別れになります。自暴自棄になっていた彼を引き取ったのは、遠縁にあたる島根の刀鍛冶でした。

 

bookmeter.com

『青の刀匠』(天沢夏月/ポプラ社