物語は、登場人物の気持ちが自分とぴったり重なってくると、読むのが断然楽しくなる。(本文より)
児童文学界の大御所5人が揃い踏みだ!
ユニークなのは、作家がリレーのように
短編のバトンを繋いでいく形式なところ。
かつSFや怖い話もあって盛りだくさん。
となりゃあズバリ!飽きる暇もないワケ。
子どもは『呪いの行く末』に夢中になり、
『もうひとつの世界へ』でも喜びそうだ。
他の話も面白いし物語を楽しみたいなら
この本を手に取ってみるといいだろうな。
文章難易度は出題レベルのなかでは平易。
以下、俺のレビューから少し引用しとく。
大物作家5人の競演を堪能できる連作短編集。
猫がいざなうふしぎなカフェで、小学生たちが場面や心情とリンクする「おあつらえ向きな一冊」に出会います。
物語に共感して勇気をもらったり、大切な人の気持ちに気づくというような王道展開ばかりでなく、怪談めいていたり、弾けまくっていたりと、ストーリーは想像を軽々超えていましたよ。
実際そこに行かなくても、その世界を体験できるというのは、実にありがたいものです。(本文より)