中学受験と児童書と

「中学受験」と「児童書」について真面目に考え、気楽に吐き出す

変化に富んだエピソード『くらくらのブックカフェ』(廣嶋 玲子, まはら 三桃, 濱野 京子, 工藤 純子, 菅野 雪虫)

物語は、登場人物の気持ちが自分とぴったり重なってくると、読むのが断然楽しくなる。(本文より)

 

児童文学界の大御所5人が揃い踏みだ!

 

ユニークなのは、作家がリレーのように

短編のバトンを繋いでいく形式なところ。

かつSFや怖い話もあって盛りだくさん。

 

となりゃあズバリ!飽きる暇もないワケ。

 

子どもは『呪いの行く末』に夢中になり、

『もうひとつの世界へ』でも喜びそうだ。

 

他の話も面白いし物語を楽しみたいなら

この本を手に取ってみるといいだろうな。

 

文章難易度は出題レベルのなかでは平易。

以下、俺のレビューから少し引用しとく。

 

大物作家5人の競演を堪能できる連作短編集。

猫がいざなうふしぎなカフェで、小学生たちが場面や心情とリンクする「おあつらえ向きな一冊」に出会います。

物語に共感して勇気をもらったり、大切な人の気持ちに気づくというような王道展開ばかりでなく、怪談めいていたり、弾けまくっていたりと、ストーリーは想像を軽々超えていましたよ。

 

『くらくらのブックカフェ』感想・レビュー

 

彩り豊かで不思議要素が強め。(2024/9発売)

 

実際そこに行かなくても、その世界を体験できるというのは、実にありがたいものです。(本文より)