今までコテツが、家族みんなを元気づけてくれたように、今はみんなでコテツを支えないといけないよ。(本文より)
くまおり純先生の絵も魅力的なこの一冊。
生まれたときにはもう家にいたコテツと
家族同然に暮らしてきた少年が描かれる。
犬には幼少時トラウマになる経験があり
大学時代には噛まれ苦手意識がある俺が
ストーリーの魅力にすっかりやられたわ。
正直動物に重点を置いた作品ってあんま
好きじゃないんだがこの作品は良かった。
やっぱ自分の経験に重ねる部分があると
共感のしやすさが爆上がりするもんだな。
素材文適性的には少年の迷いが描かれる
複数のシーンのうち、気持ちが軽くなる
後半の2箇所あたりがあるかもしれない。
難易度は普通で小5でも読めそうな感じ。
以下は俺のレビュー全文バージョンだよ。
主人公は五年生のサッカー男子。
同じ家で一緒に成長してきた犬の深刻な病に直面した彼が、かけがえのない命の終わりに向き合っていくストーリーです。
動物を飼ったことのない私がもらい泣きしました。
気づけば身近で大切な人の看取りに重ねていて・・。
「ペットと暮らす家族全員に読んでほしい一冊」と銘打っていますが、この本が刺さる対象はもっと、ず~っと広いでしょう。
共感せずにいられなかったのは、変わってしまった”家族”を怖いと感じて、直視できなくなってしまう少年の心情ですね。
そんな彼にかける獣医師のあたたかい言葉には要注目かと。
少年の心に刻まれた未来につながる経験。
多くの人に味わってもらいたいです。

悲しいときは、泣いていい。その気持ちをがまんして閉じ込めてしまうほうが心配です。(本文より)